建造物
この山門は、間口20.3m、奥行15.5m、高さ17mの総ケヤキづくりの建物である。
山門の建築は、天明5年(1785)に京都東本願寺棟梁柴田新八郎を棟梁に始められたが、天明8年(1788)、焼失した本願寺の再建が始まったため京都に引き返した。その後副棟梁松井角平恒徳(2代)が棟梁となり完成した。
細工の多くは井波大工の力作で、井波彫刻のもとになったものである。
所在地:南砺市井波3050
所有・管理者:瑞泉寺
指定年月日:昭和40年1月1日
天然記念物
院瀬見の干谷神社境内に1本のエドヒガンザクラが立っている。この桜の木は、「干谷
の宮桜」と呼ばれ地元の人々に親しまれている。昔は、その周りに多くのエドヒガンが自生していたが、戦後ほとんど伐られてしまい、村の木として保護された
1本だけが残った。桜のつぼみから花が散るまでのあいだに、雨が降らず、風も吹かなければ大豊作だという花占いをする神の木として村人に大切にされてき
た。
所在地:院瀬見字西山
所有・管理者:院瀬見自治会
指定年月日:平成15年11月27日
天然記念物
飛騨屋神明社境内に大きなサイカチの木がある。推定の樹齢が県内で最古の470年。幹の周りは4.11m、高さは6.3mある。
サイカチは、豆科の落葉高木で、川沿いなどの原野や河原などに生え、かつて飛騨屋神明社の近くに川が流れていたことの名残である。付近には、皀原島という地名があることから、その辺り一帯に群生していたことがうかがえる。
5月には小さな花がたくさん咲き、9月には細長い30cmほどの豆がなる。幹と枝に大型の刺がある。
所在地:南砺市飛騨屋1
所有・管理者:飛騨屋神明社
指定年月日:平成10年2月26日