木造阿弥陀如来立像
彫刻
この阿弥陀如来の立像は、平安時代後期の作といわれ、ゆったりとした美しい線で表現され、豊満な美しさをたたえた仏像である。
言い伝えによると、泰澄大師の作ともいわれており、もとは医王山のお寺に祀られていたと伝えられている。
ヒノキの木片を組み合わせて作られた寄木造りの仏像で、その上に漆を塗り、金箔が張られていた。しかし、今は金箔がほとんどなくなり、黒ずんで見える。
所在地:南砺市井波3050
所有・管理者:瑞泉寺
指定年月日:昭和40年1月1日
木造阿弥陀如来立像
彫刻
この阿弥陀如来の立像はヒノキを組み合わせて作った寄木造である。
造立年代は明らかではないが、平安時代の中ごろの作だといわれる。光背や台座は後世の補修と思われる。
代々細川家に安置されてきたと伝える。
所在地:南砺市高屋
所有・管理者:個人所有
指定年月日:昭和55年12月10日
木造十一面観世音菩薩立像
彫刻
この像は、ヒノキを材料として彫られた立像である。仏像の特徴から、室町時代の始めから南北朝時代のころにつくられたものであるといわれている。
仏像の作者については明らかではない。なお、像の光背は、別の材料で作られており、着色などから後の時代に補修されたものと思われる。
所在地:南砺市井波3062
所有・管理者:常永寺
指定年月日:昭和55年12月10日