栃原峠の大杉
天然記念物
栃原峠は、古くは庄川沿岸の村々と井波を結ぶ大切な峠であった。
しかし、この山道は、庄川沿岸の国道156号線の整備や栃原集落の廃村で、通る人もなくなり、今は雑草におおわれている。
この峠の大杉は、ここを通る人々の目印となり、また休息の場所ともなっていた。
峠には、2つの石の地蔵があり、ここを境に、栃原と南山見に分かれていた。現在この地には、記念の石碑が建てられている。
所在地:南砺市大谷字大平
所有・管理者:七村森林組合
指定年月日:昭和41年7月1日
高瀬神社
史跡
この神社は、奈良時代の終わりごろ、「続日本紀」の中に高瀬神としてあらわれる。そ
の後、平安時代の「延喜式神名帳」にものせられている。高瀬神社がこのように中央から特別の扱いを受けてきたのは、この地方が古くから開け、人々の豊作を
祈る神が土地の守り神として祀られ、やがてこの地方が朝廷にとって重要な農耕地として認められるようになったからであると考えられている。
この神社に大国主命がまつられているのは、日本海側の出雲地方と北陸との関係が深かったことを示している。
所在地:南砺市高瀬370
所有・管理者:高瀬神社
指定年月日:昭和41年7月1日