彫刻
この像は、ヒノキを材料として彫られた立像である。仏像の特徴から、室町時代の始めから南北朝時代のころにつくられたものであるといわれている。
仏像の作者については明らかではない。なお、像の光背は、別の材料で作られており、着色などから後の時代に補修されたものと思われる。
所在地:南砺市井波3062
所有・管理者:常永寺
指定年月日:昭和55年12月10日
建造物
八幡宮本殿の西南側に、城跡の土塁が連なり、その内側高台に飼蚕堂とも呼んでいる養蚕社がある。井波の蚕堂は、「こがいさま」とよんでいる蚕の霊を祀るために社殿がつくられたものである。
文久元年(1861)に創建された蚕堂の社殿は、井波の宮大工松井角平が建造した。小堂ではあるが、見事な木組みと細工が施され、随所に井波大工の技が見られる。
所在地:南砺市井波3057
所有・管理者:井波八幡宮
指定年月日:平成15年11月27日
史跡
この廟は、瑞泉寺を開いた綽如上人をはじめ、代々の瑞泉寺住職を祀った墓である。
瑞泉寺歴代の火葬場は井波町郊外五領(御陵)並びに庄川町ポンポン野にあった。
宝暦4年(1754)に瑞泉寺境内に墓をまとめて移し、安永4年(1775)、瑞泉寺再建と共に、ここ大谷の小山拝領地に移した。
同10年には井波墓地が形成され、墓守の堂舎を建てスギ・ヒノキなど2000本を植林して景観を整えた。
所在地:南砺市井波2630
所有・管理者:瑞泉寺
指定年月日:昭和30年7月