山琴集 上・下
典籍
正徳4年(1714)、得能巴兮によって編集された俳諧集で、京都寺町野田角兵衛に
より板行で出版された。巴兮は通称小右衛門と呼び、貞亨3年(1686)福光村に生まれ、のち其然堂と号した。金沢の北枝、支考の2人に師事し、蕉風の風
雅の心を追求した。石崎柳士とともに福光が生んだ偉大な俳人である。漢詩にも通じた文人として90才の長寿を全うした。
所在地:南砺市福光
所有・管理者:個人所有
指定年月日:昭和54年12月12日
桃盗人 上・下
典籍
和綴上・下2冊からなる古俳書で、石崎柳士が編集したものである。宝永5年(1703)8月、俳諧撰集「桃盗人」を京都の柏屋勘左衛門の板行で発行された。上巻は歌仙、下巻には全国の発句を四季に分類して収めたもので『山琴集』とともに古俳書の双璧である。
所在地:南砺市福光図書館
所有・管理者:南砺市
指定年月日:昭和44年2月28日