一味神水
歴史資料
一味神水とは神前盟約のため水さかずきをした器である。
庄民が惣領に主従の誓約をしたり、惣領に従って出陣の際、決意を神前に誓ったり、主に宮座、惣組織の強化、団結の手段としてこの器が使用された。中世宮座を中心とした惣の活動をしのばせる唯一の資料である。
この品は古く香城寺惣堂屋敷の鎮守社にあったものが西太美神社の前身「太美神社」に明治42年合祀されたときに移ったものと伝えられている。
所在地:南砺市才川七
所有・管理者:西太美神社
指定年月日:昭和54年12月12日