朴坂峠
史跡
坂本から朴坂峠に向かう通称「殿様道」といわれる坂道に、摩耗して古めかしい敷石がある。この道は、福光町から二俣を経て金沢市に至る旧街道で「朴坂峠」と呼ばれ、和銅年間に北陸道の間道として開かれたものと伝えられている。
加賀藩の時代になって、この街道を「殿様道」として川合田村の織田与三左ェ門が頭取となって拡張した。敷石はその時に桑山石を使って敷き詰めたものである。
頂上の国見には、殿様の御小休場が建てられ、その礎石は今も残っている。
所在地:南砺市坂本
所有・管理者:南砺市
指定年月日:昭和35年3月2日