香城寺惣堂遺跡群
史跡
前医王山の東山麓、香城寺古宮から40メートル高の標高250メートルのところに惣堂跡(屋敷)があり中
世、太美郷の鎮守の社があったとされる。遺構としては方形石組、礎石建物跡をはじめ堀、土塁など数多くみられる墳墓群が発掘された。おそらく、平安時代か
ら南北朝時代まで医王山山岳信仰の重要な拠点として栄えた証とみることができる。出土品としては奈良時代後半の須恵器、平安時代の美濃灰釉陶器や土師器、
中世前期の珠洲焼、加賀焼と推定されるものなどがある。
所在地:南砺市香城寺
所有・管理者:個人所有ほか
指定年月日:平成3年10月1日