最勝寺跡
史跡
西勝寺集落の西方山麓に平坦な竹林がある。ここに室町時代(1393 〜1499)に栄えた京都五山の一つである臨済宗相国寺の末寺最勝寺があった。当時、越中の武将蜷川氏の菩提寺として崇敬されていた。
この寺の遺物と見られる大日如来像や、宝篋印塔は桑山末社である西勝寺の春日社、集落西方山地に安置されている。近くには鐘楼跡という地名もある。
また、足利義晴将軍の塔頭末寺の安堵状が安居寺に保存されている。この寺は善徳寺より入寺した時代もあった。
所在地:南砺市西勝寺
所有・管理者:川西地区
指定年月日:昭和37年9月21日