広谷の大杉
天然記念物・名勝
スギ科スギ属アシウスギ
広谷八幡社飛地にあるアシウセギの巨木で、日本海側の多雪地帯に適応した変種である。京都府「芦生」の地名をとって名付けられた杉で、下枝が雪に被われて地にき、発根して独立木になる性質がある。
幹の周囲は地上1.3メートル地点で7.2メートル(地境では8メートル)、樹高は約16メートル、樹冠の直径は約16メートルである。
太い枝が周囲に張り出して逞しく上に伸びている様相や暦年を感じさせる重厚な樹皮、また樹木に巻き付いた大蛇のようなフジやツルマサキ、フユズタも見事で、アシウスギの巨木の強靭さと共生の歴史がうかがわれる。
樹齢は約800年とされ、樹皮は厚さ10数センチにも及ぶ。平安の昔から平成の今日まで、多くの伝説や数々の歴史を伝えている。
平成16年の台風23号にあい修復して今の姿になっている。
所在地:広谷
所有・管理者:広谷地区
指定年月日:昭和63年2月18日