釜ヶ淵
太美山地区
釜ヶ淵は打尾川の河床に新生代、第三紀に噴出した暗青色で硬い安山岩質の火山砕層岩及び溶岩が露出しているところに形成されている。
川底の侵食が進みにくいため、急流となって数段の小さな滝をつくり、丸くえぐられた滝つぼと淵が形成されている。その一段目の滝つぼ付近に直径約2メート
ルのお釜の形をしたポットホールがある。これは河床の窪みに入った小石が、渦流で底を丸く侵食して形成されるもので大変珍しい。このようなことから、お釜
の渦巻き型で水が深く、淀みがあり神秘的なところから伝説も残っている。
所在地:南砺市嫁兼
所有・管理者:嫁兼地区
小丸城(砦)趾
太美山地区
明応4年(1495)の頃,武将小塚又左右衛門、その子小塚弥太郎が築城した城である。
嫁兼集落の西方で小矢部川に面した高台地で城の周囲に堀を巡らしていた。元亀の頃(1570〜1572)上杉謙信の攻勢を受けた事があった。
その後佐々成政の配下となったが、天正13年(1585)成政は前田利家に敗れた。小塚弥太郎は浪々の身となり小丸城は荒廃した。城主弥太郎は仏門に入り、竹内村の真敬寺を創建した。
所在地:福光町嫁兼
所有・管理者:嫁兼地区