丸山城(砦)趾
東太美地区
織田信長の武将佐々成政は、天正年中(1573〜1591年)越中を平定したが、隣国加賀国を治める前田氏と折り合いが悪く、加賀との国境いに48ヶ所の城(砦)を造り防戦につとめた。その1つが土生の丸山城(砦)である。
前は小矢部川で小高い丘に城を構え、後ろは五箇山から飛騨に通じる要衝である。前方の「深谷」は霧がよくかかり、敵から城(砦)が発見されにくい。一説には、成政怨念の霧ともいう。
地元土生村の鎮守は、尾張国熱田神宮にならい不動明王、日本武尊を祀り「剣」を主神としている。
所在地:南砺市遊部
所有・管理者:土生地区