宝生山 随順寺の庭園
吉江地区
文明七年(一四七七)住職教珠法師が、真宗本願寺八世蓮如上人来錫の折り直弟子となり宗祖親鸞上人御自作の
像や、蓮如上人の御真筆の六字の名号、上人着用の袈裟などを賜り、真宗に改宗して堂宇を現在の高宮地内に建立する。天保4年(1833年)客殿、茶室及び
庭園を造成。
この庭園は、小堀遠州流のながれをくんでいるといわれ、子牛石を礼拝するためのもで合掌石ともいわれている。
また、蓮如上人の腰掛石もあり、上人がお立ち寄りになったことをしのぶ上で貴重なものである。このほか夫婦石などもあり、庭の木々はこれらを見守ってくれている。
このほかに、南北朝時代の三尊来迎仏図、阿弥陀如来来迎図は白眉の作といわれ寺宝として保存されている。
所在地:南砺市高宮
所有・管理者:随順寺