お殿様お休みの庭
東太美地区
加賀藩政期、3代藩主前田利常公が、沢山の家臣と一緒にこの地方へ鷹狩りに来られ、豪農栗山又八で休息され
た。庭は小矢部川の石で素晴らしく、能登の駒造の作という。この庭を眺めながらお茶を飲み、お菓子として地元産の干柿を呈上したところ、大変美味しく召し
上がられ、毎年献上するようになった。
由緒あるこの庭は、その後一部縮小されたが原型は往時のままである。
干柿が取りもつ縁もあって、やがて5ヶ村用水工事が進められ、川上地方は発展した。
また、歴代藩主も鷹狩りの折り栗山家で休息された。
所在地:南砺市土生新
所有・管理者:栗山 悟