医王山 堂珍振開往寺跡
西太美地区
延暦3年(784年)泰澄大師の高弟浄定阿闍梨が越中国利波郡医王山に一堂を建立して開往寺(海蔵寺)と称し天台宗を広めた。
その後、戦国争乱の時代が続き、医王山の霊域も戦乱の渦に巻き込まれて、崩壊してしまった。
もちろん、開往寺のほか多くの寺々も衰え四散したが、幾多の変遷を経て開往寺住職寂浄法師は、本願寺八世蓮如上人に帰依し真宗に改宗して、医王山々麓の才川七に移り、松寺医王山宗善寺として栄えている。
所在地:南砺市才川七(イオックスアローザスキー場キャンプ場北側)
所有・管理者:福光町