砺波市太田出身の大工棟梁藤井助之丞の設計施工で、明治36年5月に竣工した。木造
2階建、建築面積東京都千代田区坪の横長の建物で、屋根は寄棟造、桟瓦葺である。正面中央屋根にドーマー風の破風飾りをつくる等装飾を集中させ意を凝らし
ている。本館は、富山県の農業の近代化に貢献した学校施設であり、簡素ながら充実した意匠でまとめられた県内に現存する数少ない明治期の洋風建築である。
所在地:南砺市苗島433
所有・管理者:富山県
指定年月日:平成9年5月29日
福野夜高祭
無形民俗文化財
慶安5年(1652)、町立て間もない福野村へ伊勢神宮の御分霊をお迎えしたとき、倶利伽羅峠で日が暮れたので、氏子たちは手に行灯を持って出迎えた。
これが夜高行灯のはじまりであるという。毎年5月1日、2日に福野神明社の祭礼には高さ7mから3mまで大小40数基の行灯が町内を錬り廻る。その光景はまことに勇壮華麗である。
所在地:南砺市福野
所有・管理者:夜高保存会
指定年月日:平成16年7月16日