北野社頭阿国歌舞伎図
絵画
御蔵町氏子が奉納し、拝殿に掲げられていたものである。六曲一双の屏風絵の半双分で、右上には、京都北野天満宮が、左端には阿国歌舞伎小屋の賑わいの様子が描かれている。狩野派の絵師により、慶長の末(1610)ころ製作されたものとみられる。
所在地:南砺市福野1801
所有・管理者:福野神明社
指定年月日:昭和47年12月2日
安居寺の絵馬
絵画
安居寺観音堂に掲げられている。いずれも杉板に勇敢な馬を描き、余白には金箔を張っている。
この絵馬は、狩野永徳と山楽の両人が描いたものと伝えられ、元和8年(1622)、加賀藩3代藩主前田利常が、夫人珠姫(天徳院)の安産を祈願するため奉納したものと伝えられている。
また、板のカマチに小車がついているのは、京都聚楽第の板戸であったためという。
所在地:南砺市安居4941
所有・管理者:安居寺
指定年月日:昭和40年1月1日
慶長在銘彩色絵馬
絵画
「慶長17年(1612)銘牽馬図」
2人の立烏帽子姿の御者が描かれ、1人が緑の直垂で黒馬の手綱をとり、もう1人は黄色の直垂でその後に従う。馬は背に立派な鞍を載せ、赤い房をつけた飾り馬で躍動感に富んだ表現で描かれている。
「慶長16年(1611)銘騎馬武者図」
鎧、甲に身を固めた武者の騎馬姿を描く。
所在地:南砺市安居4941
所有・管理者:安居寺
指定年月日:昭和39年6月29日