北市大杉
天然記念物
北市神明宮境内の聳え、地上2.5mから二幹となり、二幹の枝が交差してうっ蒼としている。この壮大な樹勢は鎮守の象徴として村人に信仰されてきた。樹下に風水堂と称する祠がある。農耕には風水の調和を最も大切とし、これを祈る心は農民の最大のものである。
正徳元年(1711)頃、神明宮がこの地に創建されたが、その折の記録に「巨木蒼々として四方に聳え、森々として昼なお暗く神霊おわす如し」と残されている。今聳える大杉も当時の一本か。
樹高35m、周囲7.6m