紙本墨書綽如上人勘進状
書跡
この勧進状は、明徳元年(1390)に沙門堯雲(綽如)が、井波に瑞泉寺を建てる旨をしたためたものである。
「井波は、自然に恵まれ、静かに学ぶにはよい所で、寺を建てるのにはふさわしいところである。ひとりでも多くの人が力を合わせて、立派な寺を建てたい。」という意味のことも書かれている。
砂金の切金箔が散りばめられた雲上紙に、堂々とした筆法で書かれ、勧進の趣旨が格調高い漢文で述べられている。
所在地:南砺市井波3050
所有・管理者:瑞泉寺
指定年月日:明治38年4月4日