八乙女山鶏塚と風穴
史跡
八乙女山の山頂近くに風穴がある。8世紀ごろ、付近の農民は毎年この風穴から大きな風が吹き、農作物に大きな被害を与えるので、越前の僧である泰澄大師に風を封じるようと頼んだ。泰澄大師はほこらを建て、風の神をしずめたと伝えられている。
また、瑞泉寺を開いた綽如も、風の神をしずめたといわれる。
風穴の近くに、やや円形の2つの塚がある。これを鶏塚と呼んでいる。この塚は元旦の朝、鶏の鳴き声がするということから、鶏塚と呼ばれるようになったと伝えられている。
所在地:南砺市大谷字大平
所有・管理者:南砺市
指定年月日:昭和41年7月1日