井波城址
史跡
瑞泉寺の東側に、土塁で囲まれた井波城址がある。
15世紀の中ごろ、瑞泉寺3代蓮乗が、戦乱の世
から寺を守ろうとして、周囲に堀をつくったところである。しかし、天正9年(1581)、瑞泉寺は、越中の守護代佐々成政に攻められ、成政の武将前野小兵
衛の手に移った。まもなく、1585年に豊臣秀吉が越中征伐をしたとき、前田利家によって攻められ、ついには廃城となってしまった。
今は、井波八幡宮や井波招魂社が建てられ、また、古城公園となっている。
所在地:南砺市松島東島188
所有・管理者:南砺市
指定年月日:昭和30年7月