翁塚並びに黒髪庵
史跡
翁塚と黒髪庵は、浄土宗の浄蓮寺境内にある。江戸時代の俳人松尾芭蕉の弟子であった瑞泉寺11代浪化上人
は、元禄13年(1700)、現在の滋賀県の義仲寺にある芭蕉の塚から、小石3個を持ち帰り、浄蓮寺の境内を築いて、芭蕉の遺髪とともに埋めた。この塚を
翁塚と言い、表面に「翁塚」の二字が刻まれている。
黒髪庵は加賀、越中、能登の三国に住む俳人数百名に勧進帳を回して寄進を集め、文化7年(1801)に建てられた小さな家である。
所在地:南砺市井波3611
所有・管理者:南砺市
指定年月日:昭和30年7月