五谷山西勝寺
史跡
東本願寺を開いた教如上人が、戦国時代に末に再度訪れたという古い歴史をもつ寺で、
いま、真宗大谷派に属し、五谷山と号されている。石山合戦の際、五箇山一山の塩硝を本願寺へ送った功によって、時の教如上人寿像などがある。現本堂は、大
正10年(1921)の再建。鐘楼堂と山門を兼ねた鐘楼門は、五箇山と飛騨との交流を物語る貴重な建物で、飛騨の匠の作と伝えられる。楼上の梵鐘は、明和
4年(1767)9月、金沢の鋳師藤原朝臣平井但馬守伊永の作。
所在地:南砺市利賀村坂上1269
所有・管理者:西勝寺
指定年月日:昭和45年8月31日