五ヶ山両組草高免附百姓数品々帳
古文書
「利賀谷組三十七ヶ村草高免附百姓数品々帳」と「赤尾谷組三十三ヶ村草高免附百姓数品々帳」の両冊から成る。五箇山全村の百姓持高の移動が、天保10年(1839)から明治4年(1871)にわたって克明に記されており、藩政末期の経済変動を探る上で貴重な史料である。
所在地:南砺市利賀村171
所有・管理者:南砺市
指定年月日:昭和61年11月1日
細島熊野社の旧御神体
彫刻
木像と石冠の2点がある。石冠は、畑などから偶然出土したものを、神の憑代(よりし
ろ)として祀ったと推察される。木像の背面には薬研彫で「慶安5年(1652)9月吉日 源太郎献佛」の銘がある。源太郎は、細嶋の屋号「いえ」家の先祖
で、当時下梨村市助とともに五箇山の十村も勤めていた有力者である。
所在地:南砺市利賀村細島235
所有・管理者:氏子総代
指定年月日:平成4年8月1日