阿別当の石仏
有形民俗文化財
阿別当上流の利賀川左岸、県道から150m余り上がった急斜面の山腹に、直立してい
る巨岩が、阿別当の石仏である。この辺りは、冬になると雪崩の犠牲者が絶えない難所であったが、ある年、はるか上流の億大勘場の立石谷にあったこの巨岩
が、忽然と阿別当に移っていて、それから後は悲惨な遭難者をみることがなくなったという。以来、この巨岩は石仏様と仰がれ、いまに尊ばれてきている。
所在地:南砺市利賀村阿別当西山5
所有・管理者:南砺市
指定年月日:昭和45年8月31日
入谷のミズナラ
天然記念物
入谷の不動明王祠の参道両脇に、2本のミズナラが門のように立っている。幹回りは
4mと3.4mである。今からおよそ450年前、入谷の旧家から発掘された不動明王像を、現在の場所に安置することとなり、この時、2本のミズナラを植え
たといわれる。この不動明王像も市の文化財に指定されている。
所在地:南砺市利賀村百瀬川
所有・管理者:入谷地区共有
指定年月日:平成4年8月1日