阿別当の石仏
有形民俗文化財
阿別当上流の利賀川左岸、県道から150m余り上がった急斜面の山腹に、直立している巨岩が、阿別当の石仏
である。この辺りは、冬になると雪崩の犠牲者が絶えない難所であったが、ある年、はるか上流の億大勘場の立石谷にあったこの巨岩が、忽然と阿別当に移って
いて、それから後は悲惨な遭難者をみることがなくなったという。以来、この巨岩は石仏様と仰がれ、いまに尊ばれてきている。
所在地:南砺市利賀村阿別当西山5
所有・管理者:南砺市
指定年月日:昭和45年8月31日