四番山 大工町 千枚分銅山
四番山 千枚分銅山


庵唄:(江 戸端唄系)文政五年(1822年)の『浮れ草』に掲出されている。「槍はさびても名はさびぬ、今は昔の刀差しぢや、しやんとせ、与作踊は頬冠り、よいよい よいやさァ」とあるのが元唄であるが、安政年間これを改調して江戸端唄とした。従って与作踊とは全く違った都会調となり、哀愁をほのかにただよわせた曲に 変わったのである。また「落差し」から落ちぶれた浪人が連想させられ、幕末の世相の一端があり、「纏い待ち」からは江戸前の粋を感じる。