六番山 東下町 東耀山
六番山 東耀山


庵唄:(江 戸端唄系)文化14年(1817年)江戸中村座で上演した「追善累扇子」に、三代目尾上菊五郎が七役を演じ好評を受けた時に出来た小唄である。元唄は「重 ね扇はよい辻占よ、二人しっぽり抱き柏、こちや命でも何のその」であり、重ね扇、抱き柏は尾上家の紋を意味している。
現行の曲は明治中期に永井素岳が改調して作ったもので、「活けて眺めて・・・梅の花」の一節は、五代目菊五郎の愛人辻井梅の名を隠している。