三番山 東上町 鶴舞山
三番山 鶴舞山


庵唄:(江 戸端唄系)幕末以前に出来たもので、『歌沢節笹丸直伝本』に既に掲出されている。たどたどしい筆跡で女が夫へ手紙を書いている情景で、なんとなく物悲し い。直伝本には「文もしどなき神奈川で」とあるが、現在横浜市神奈川(五十三次の宿場)を示し、昔はこの辺を神奈川台と称していた。従って次の「抱いて」 はこの意味が隠されている。「岩にせかれて・・・」は一中節の手を使って工夫してある。庵唄では「妻を恋し」と記されているが「夫を恋し」が正しい。