桔梗形乾漆椀
工芸品
この椀は7代小原治五右衛門稀雄の作で、キキョウの花の形を模して乾漆の手法による黒漆塗、縁金を施した10客の吸物椀である。形状の高雅、優美、技巧の精緻、品位を具備した、白蒔絵を施さない城端塗の代表的傑作として専門家の称賛する作品である。
所在地:南砺市城端
所有・管理者:個人所有
指定年月日:昭和49年9月9日
城端焼水差
工芸品
作品は、明和時代(1764〜1771)のもので、作者は、初代唐津屋和助(荒木和助)、城端焼の代表作とされている。
城端焼は唐津屋和助によって創始された。長男の文蔵(2代目唐津屋和助・豊牛)が作陶を受け継いだが、この代で断絶した。
所在地:南砺市城端953 南砺市城端図書館
所有・管理者:南砺市
指定年月日:昭和49年4月9日
渾天儀
工芸品
渾天儀は紀元前2世紀頃、中国やギリシヤにおいて用いられて以来、望遠鏡による天体観測が進むまで盛んに用いられた星座の移動、天体の運行等に関する観測機器である。
この渾天儀は8代小原治五右衛門一白が、文化9年(1812)に、親戚でもある天文学者西村太冲の指導を得て作成したものと推定される。
所在地:南砺市城端953 南砺市城端図書館
所有・管理者:南砺市
指定年月日:昭和43年9月2日