木製バット
福光地域は、全国のバット生産の約4割を占める一大生産地です。
プロ野球では、1981年以降、コミッショナーが公認した製造業者のバット以外は使用できません。現在全国で公認されている業者は22社で、福光地域には、この公認業者が7社もあります。
福光地域のバット産業は、大正時代から始まりました。バット産業が生まれた背景には、当時の福光地域にバットの材料となるトネリコの木とボビンの木管技術
があったこと、そして技術を追求する経営者と職人がいたからだとされています。大学野球が盛んになるにつれ生産数も増え、戦後、幾多のメーカーが、福光地
域で産声を上げ、1960年代の最盛期には全国シェア約6割に達しました。
近年、シェアは下がっていますが、今なお多くのプロ野球選手が使用す
る木製バットが、福光の工場から生み出されており、「福光のバット」の名声を堅持しています。長さや太さ重さなど、選手一人ひとりに合わせて寸分の狂いも
なく丁寧に作られる木製バットは、多くの選手から大きな信頼を得ています。
富山干柿
福光地域、城端地域に古くから伝わるつるし柿は、越中名産「富山干柿」の名で知られています。
秋から冬にかけて医王山から吹く西風、いわゆる「医王おろし」が、独特の甘味を生み出します。干柿には、果糖のほか食物繊維やビタミンが多く含まれてお
り、消化を助けるなどすぐれた働きがあります。また、昔から二日酔いや悪酔いを防止するともいわれ、タンニンの作用で高血圧の予防にも効果があり、成人病
や神経症の予防にも効果があるとされています。なかでも、当地特産の「三社柿」を使った「富山干柿」は、年末年始の贈答、お土産やお茶うけにも最適です。
また近年は、自然食品としても注目を集めています。
富山干柿出荷組合連合会HPへ
富山干柿・富山あんぽ柿販売へ