栃原念仏道場跡
史跡
井波に瑞泉寺を開いた本願寺5世綽如上人の旧跡と伝えられ、瑞泉寺との歴史的な関係が深い。文明13年
(1481)、越中一向一揆の際には瑞泉寺の避難地に擬され、天正9年(1581)、富山城佐々成政によって瑞泉寺が焼かれた時には、同寺7代住職顕秀と
弟准秀が、一時、身を潜めるところともなった。栃原は、廃村化してしまったが、五箇山と井波を結ぶ古い峠越えの要衝で、免4ツ8分8厘という数値も、近辺
の村々に比べて最も大きい。
所在地:南砺市利賀村栃原
所有・管理者:栃原区長
指定年月日:昭和45年8月31日