赤祖父石灰華生成地
天然記念物
東西原集落を流れる赤祖父川の上流に、炭酸水の湧きでる湧出口がある。湧出口には灰
白色または赤褐色の石灰華が沈殿している。石灰華とは白山火山帯の影響で炭酸ガスを含んだ地下水が、地中で石灰岩を少しずつ溶かし、やがて地表に湧き出る
と炭酸ガスが逃げ出すために、溶けていた炭酸石灰が川底に沈み、固まったものである。
所在地:南砺市東西原
所有・管理者:東西原集落
指定年月日:昭和40年1月1日
大滝山ブナ原生林
天然記念物
山田川の支流、打尾川の水源地である。縄ヶ池より南、三方尾根(1064m)から高落場山(1122m)の尾根までの扇形の地域で、総面積は90haに及ぶ。
寛永4年(1627)の記録によれば、すでに伐採禁止の指定を流域34か村が申請している。
高落場山から三方尾根までは遊歩道が整備されており、ブナの巨木の中を自然観察が出来る場所となっている。
所在地:南砺市林道字大滝3〜8
所有・管理者:都久波祢神社
指定年月日:平成2年4月26日
善徳寺境内林
天然記念物
善徳寺は永禄2年(1559)に現在地に居城を築いていた土豪・荒木大膳の招きで移建されたといわれ、城端町の成立の根源とされている。それ以来、一度も火災に遭っておらず、境内の樹木もその歴史にふさわしい樹齢・樹種・樹叢を有するものである。
所在地:南砺市城端405
所有・管理者:善徳寺
指定年月日:昭和63年12月7日