史跡「高瀬神社」
高瀬神社
延喜式に記載された越中一の宮。縁結びの神、福の神として知られ、初詣には数十万人が訪れる。
御鎮座の年代は不詳ですが景行天皇の御代だとも言われています。
天
武天皇の御代に当神社へ勅使を遣わされ、その後、光仁天皇宝亀十一年に従五位に、更に清和天皇貞観元年に正三位、治承四年に正一位に列されると共に多くの
社領荘園があり、皇室の御領となったこともあるようです。神社の氏子の地名、大宮司、神子畑、勧学院など往時の面影を偲ぶことができます。戦国時代に入る
と、往古の繁栄はいづこへ、社頭は荒廃し人心も乱れた時代でした。江戸時代になると崇敬心の厚い加賀藩主の保護により神威は昂揚し、明治六年に県社、大正
十二年に国幣小社となり、翌十三年に摂政宮(昭和天皇)の御使が御参拝になり、昭和二十年終戦と共に国民の幸を祈るように勅使の御参拝がありました。
現在、初詣をはじめ季節の移り変る節目の祭典や神事に多くの崇敬者の参拝があります。
所在地:富山県南砺市高瀬291
ホームページ:http://www.takase.or.jp/